婚活イベントでバツイチ男が「モテた」ワケ

婚姻歴あり独身というステータスを得てしまったバツイチ男性の関心事の一つに「バツイチ男はモテるのか」というものがある。筆者はバツイチ婚活経験者であるが、やはり当該トピックに関心を持っていろいろ調べたものだ。しかし結局のところ、大手結婚相談所の記事で「バツイチ男がモテる」可能性について言及されたものを探し当てる程度で、それをサポートするエビデンスや実体験エピソードは満足に得られなかった。バツイチ男のモテエピソードを求める読者がどの程度いるかは分からないが(おそらくそう多くない)、筆者が婚活をする中でモテたエピソードを本稿で紹介したい。n=1のサンプルでしかないが参考にしてほしい。ただ、自慢話のようにとらえられて読者を不快にさせることは本意ではないので、モテた理由についても筆者なりに分析・言及している。最後まで読んでいただければ、単なる自慢話でないことが理解いただけることと思う。

本題に入る前に、簡単に筆者の婚活関連バックグラウンドを共有しておきたい。筆者は20代で結婚し、30代で離婚している(子なし)。バツイチとなってからはすぐに婚活を始め、結婚相談所を通じて現在の妻と出会い再婚している。本稿の内容は、こんなステータスの人間が体験したことなのだということで読んでいただければと思う。

目次

バツイチ男は婚活イベントでモテる!?

筆者がバツイチ婚活を始めたとき、初手が結婚相談所への入会だったというわけではない。筆者は学生時代からお付き合いをした人と結婚し、特に浮気が原因で離婚に至ったわけでもないので、社会人になってからというもの、恋愛や結婚を目的とした初対面の異性との交流というのを一切してこなかった。また、職場もどちらかというと男性社会であったし、年齢の近しい異性との交流は決して多くない。せいぜい新卒の同期や、案件が一緒になった先輩後輩とくらいしか話す機会はなかったと言える。

そこでリハビリも兼ねて婚活イベントに参加してみたのがバツイチ婚活の第一歩であった。その婚活イベントは、レストランなどで順番に席替えがされてショートトークをしていく形式ではなく、屋外でアクティビティを楽しみながら交流するという、どちらかと言えば婚活色の薄いイベントであった。そうは言っても婚活イベントではあるので、定期的に配置替えがされ、イベントの最後に気になった異性と連絡先を交換して解散という流れであった。

結論から言うと、筆者はこのイベントでモテた。なぜ明確に「モテた」と言えるのかという点とモテた理由について書いてみたい。

バツイチ男の婚活イベント「モテ」エピソード

まず筆者が「モテた」と考えた理由について書かせてほしい。イベントおわりに連絡先を交換する際、男性から女性に対して連絡先を聞きに行くというのがこのイベントの基本パターンであり、イベント主催者側もそれを促していた。筆者も何人か話が盛り上がった(と感じた)女性に連絡先を聞きに行った。そのさなか、女性側から連絡先を聞かれるイベントが発生した。婚活イベントなので、これはあり得る話だ。しかしさらにその後、何名かの女性から「この後お茶でもどう?」と誘われ、結果として5-6人の女性と筆者でカフェへ行くことになったのだ。「どこ行く?」といった話をしていたので、筆者+数名の女性は連絡先交換した場所にしばらくとどまっていたのだが、そういったハーレムが形成されている様子はなかった。

余談だが、後日そのうちの3人とデートをした。結局交際に至ることはなかったのであるが、バツイチ男の婚活の「掴み」としては決して悪くなかったと思う。

バツイチ男が婚活イベントで「モテた」ワケ

では、なぜそのイベントで筆者がモテたのか考察してみたい。

まず一つ目は、筆者が参加したイベントが婚活イベントとしてメジャーなものではなかったことが挙げられる。メジャーな婚活イベントであれば、高身長イケメンが紛れ込んでいてもなんら不思議ではない。一方で、筆者が参加したイベントはマイナーイベントであった。ゆえに参加者スペックは全体的に決して高くなく、ルックス普通スペックの筆者でも十分戦えたのだと理解している。

二つ目に、ルックス普通スペックではあるものの、恋愛から結婚生活を経てきただけあって身なりには気を使えるようになっていた点にも触れておきたい。学生の頃からオシャレは好きな方であったが、異性と付き合うごとにダメ出しなどを経て、女性好みのルックスに修正されていったと思われる。そして結婚生活中も、前妻から合格点をもらえる程度の身なりは継続していたわけだ。結婚相談所の「バツイチ男はモテる」関連の記事を読み漁った読者がいれば目にしたことがあると思うが、バツイチ男は「ルックスが良い人が多い」というのがバツイチ男の魅力として挙げられていたりする。結婚相談所が公開しているこの手の情報は、あくまで可能性の言及にとどまっている印象であるが、この点についてはある程度的を射ているかもしれない。「ルックスが良い」というのは必ずしも生まれ持ってのルックスのみを指しているのではないと理解している。いわゆる「清潔感」や「ファッションセンス」も含めてルックスが良いと表現していると考える。自身がバツイチでない世界線を知り得ないので何とも言えないが、ここはバツイチ男であることのアドバンテージを活用できたとする解釈も可能だろう。

三つ目に、コミュニケーション能力だ。これは仕事柄もあるかもしれないし、バツイチだからということもあるだろう。異性と話すことに特に抵抗はなく、普通に会話ができる。婚活で苦労する男性の中にはこれが難しいという人もいることを考えると、一定のアドバンテージはあったものと推測される。ちなみに筆者はコミュニケーション能力が高いという自己分析はしていない。自身のコミュニケーション能力に対しては、あくまで婚活するにあたっての合格ラインは満たしているのでは、という程度の認識である。

最後に、これがかなり重要だと思っているのだが、イベント参加者に筆者がバツイチであることが開示されていなかった点だ。デスノートで言うところの寿命のように、頭上に「婚歴あり」と表示されていれば興味を示さない人もいたかもしれない。しかしそんなことはなく、周りからは「婚活中の一独身男性」として見えていたはずだ。初対面のショートトークで「私、実はバツイチでして」と自己紹介する度胸は、少なくとも筆者にはなかった。というよりも、出会って数分でそんな話を切り出すのは適切ではないと思っている。婚活イベントにおけるショートトークは、自分のことを初期的に知ってもらう場である一方で、相手のことを初期的に知る場でもあるのだ。そんな話を切り出せば話題がそっちに持っていかれる。結果的に婚活イベントの最中に筆者がバツイチである事実を知る者はイベントの担当者以外にいなかった。

結局、相対的に見た目が悪くなく、一定の清潔感があり、コミュ力も問題ない男性ということで、イベントに参加した女性陣から好印象だったということだ。ここに婚歴有無の開示があれば相手にされないシナリオもあり得ただろう。

さいごに

本稿では筆者の婚活イベントでのモテエピソードを紹介した。「バツイチ男はモテる」かどうかのエビデンスを探していた読者にとってみれば落胆する内容だっただろうか。結論として、バツイチ開示がなければバツイチ男がモテる可能性は十分あるが、開示があればまた変わってくるだろうということだ。本稿では詳細について触れないが、バツイチのステータスは間違いなく婚活の足かせになる。バツイチステータスで婚活をする男性には、そのステータスがポジティブに働く場面が少ないことを認識して臨むことをおすすめする。その方が現実とのギャップに悩まなくて済むだろう。

おわり

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